屋根(粘土瓦)の種類と特徴、張替え価格の相場
粘土瓦は粘土を使用した屋根材で、一般的に塗装はしません。表面に釉薬が塗られているものと塗られていないものの2種類に分けることができます。
釉薬が塗られているタイプ
釉薬が塗られているタイプのものは陶器瓦とも呼ばれ、豊富な色を選ぶことができるのが特徴的です。家の雰囲気などに合わせて瓦を選ぶことができるため、より理想の屋根を作ることができるでしょう。現在では和風な住宅だけではなく、洋風住宅にもこの陶器瓦が用いられることがあります。
また、水が浸透しにくいという特徴があり、耐水性が非常に高くなるのも大きな特徴です。劣化もしにくいため、長い間メンテナンスをすることなく利用することが可能になっています。全体的に優れた性能を持っていると言えるでしょう。単価は種類や業者によっても変わりますが、平米あたり6,000円から12,000円の間くらいになることが多いようです。
釉薬が塗られていないタイプ
釉薬が塗られていないタイプは無釉瓦と呼ばれ、中でも代表的なものがいぶし瓦です。釉薬が塗られていないという点以外はほぼ陶器瓦と同じなのですが、色は銀色のみとなっています。注意点としては、表面が時間の経過とともに変色してしまうリスクがある、水が浸透しやすいため耐水性の面で不安がある、といった点が挙げられます。
単純な性能だけで見るなら陶器瓦の方が優れていると言えるでしょう。ただ、そのデザインは和風住宅にはぴったりで、日本の住宅らしい美しさを表現することができます。そのため性能面では陶器瓦に劣るもののいぶし瓦を選ぶという方は少なくありません。単価は陶器瓦とほぼ同じで、平米あたり6,000円から12,000円ほどになります。
まとめ
・粘度瓦は塗装が必要ない
・釉薬が塗られているタイプは色が豊富。
単価は6,000円～12,000円/m2
・釉薬が塗られていないタイプは色が銀色のみ。
単価は6,000円～12,000円/m2
